ビール粕と規格外小麦粉の混合物を原料とするサイレージの発酵品質
ビール粕と規格外小麦粉の混合物を原料とするサイレージの発酵品質
レコードナンバー | 760401 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014735 | NACSIS書誌ID | AN00247860 |
著者名 | 照井 英樹 宮島 渉 安宅 一夫 | ||
書誌名 | 酪農学園大学紀要. 自然科学編 = Journal of the College of Dairying. Natural science | ||
別誌名 | Journal of Rakuno Gakuen University. Natural science J. Rakuno Gakuen University J. Coll. Dairying 酪農大紀要 | ||
発行元 | 酪農学園大学 | ||
巻号,ページ | 32巻・ 2号, p.145-148(2008-04) | ISSN | 0388001X |
全文表示 | PDFファイル (1945KB) | ||
抄録 | 食品副産物であるビール粕は、低コスト飼料として利用可能であるが、高水分のため長期保存、輸送などが困難である。一方で、食品に適さない規格外小麦粉が廃棄されており、飼料としての有効利用が望まれている。そこで、ビール粕およびビール粕と規格外小麦粉の混合物をサイレージに調製し、その発酵品質を調べた。ビール粕単独とビール粕に規格外小麦粉を混ぜたものを原料とし、1リットル容プラスチックサイロにサイレージを調製した。双方とも無添加を対照区とし、乳酸菌製剤(乳酸菌区)、有用微生物群製剤(EM区)、麹菌発酵大豆混合飼料(IM区)および納豆菌製剤(NB区)を添加し、室温で15日間貯蔵した。ビール粕単独の無添加サイレージのpHは3.74に対し、ビール粕+小麦粉で低くなった(P<0.01)。乳酸含量はビール粕単独では対照区が低く、乳酸菌区で高くなった(P<0.05)。またビール粕単独に対し、ビール粕+小麦粉が高かった(P<0.01)。全窒素に対するアンモニア態窒素比率はビール粕単独およびビール粕+小麦粉とも添加物による有意な差はみられず、すべて低かった。ガス損失率はすべて低い値であったが、小麦粉の混合によりさらに低くなった(P<0.01)。乾物回収率には、材料および添加物の影響はなかった。フリーク評点、V-スコアにおいて添加区に有意差はみられず、ビール粕+小麦粉ではすべて100点であった。 | ||
索引語 | ビール粕;規格外小麦粉;混合物;原料;サイレージ;発酵品質 | ||
引用文献数 | 9 | 登録日 | 2011年01月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |