走査型電気化学顕微鏡を用いた非侵襲的・高感度細胞呼吸計測による胚の品質評価

走査型電気化学顕微鏡を用いた非侵襲的・高感度細胞呼吸計測による胚の品質評価

レコードナンバー760408論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名阿部 宏之
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ24巻・ 3号, p.70-78(2007-10)ISSN13417738
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抄録細胞呼吸は胚の代謝能解析や品質評価の重要な指標となる。本稿では、高感度・非侵襲的に細胞呼吸を計測することができる走査型電気化学顕微鏡(SECM)システムを解説するとともに、SECMによる哺乳動物胚の呼吸能解析や品質評価に関する研究を紹介する。これまでに、SECMによりウシ、ブタ、マウス胚の呼吸測定に成功している。ウシ胚の培養および移植試験の結果、呼吸活性の高い胚は胚盤胞発生率や移植後の妊娠率も良好であった。SECMは胚の品質評価に有効であり、非侵襲的で安全性の高い方法であると考えられる。最近、単一ヒト胚の呼吸測定に初めて成功した。この呼吸測定技術は、極めて応用範囲が広くほとんどの哺乳動物胚や細胞の呼吸測定に利用できる。SECMによる呼吸測定は、形態的評価法と併用することで精度の高い胚品質評価を可能とし、胚移植成績の向上や不妊治療への臨床応用など生殖補助技術の高度化に貢献できる。
索引語SECM;胚;品質評価;呼吸測定;非侵襲的;走査型電気化学顕微鏡;細胞呼吸;哺乳動物胚;成功;高感度細胞呼吸計測
引用文献数48
登録日2011年02月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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