ヤマブドウ研究

ヤマブドウ研究

レコードナンバー760479論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015342NACSIS書誌IDAN00033029
論文副題樹及び果実の特性
著者名岡本 五郎
後藤 信太郎
植木 啓司
書誌名岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University
別誌名Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
岡山大学農学部学術報告
発行元岡山大學農學部
巻号,ページ97号, p.69-81(2008-02)ISSN04740254
全文表示PDFファイル (7770KB) 
抄録岡山県真庭市蒜山で、地域特産物として1980年代から栽培が始められたヤマブドウ(Vitis coignetiae Pulliat)について、1993年から現在まで、系統の識別、結実と果実発育の特性、果実成分の分析を行った。その結果、雌雄異株であるヤマブドウの結実安定のためには、受粉昆虫の活動が必要で、有用な数種の訪花昆虫が同定された。ヤマブドウの雌ずいは形態的に発育がよく、確実に受粉されれば、結実安定は達成される。しかし、ヤマブドウ樹は乾燥には強いが、耐湿性は低く、また、ベト病抵抗性も高くないので、ブドウ園の立地条件が重要である。成熟果実には糖、酸が高濃度で含まれるが、アミノ酸濃度は低い。しかし、探索の結果、一般の赤ワイン用品種と同程度のアミノ酸含量を持つ樹が発見された。また、ヤマブドウ果実には高濃度の色素が含まれるが、同時にこの色素の光分解を抑制する成分が含まれていることが明らかになった。今後、この成分の同定と食品添加物としての利用が期待される。蒜山地区内のひるぜんワイン(有)ではヤマブドウワイン製造の技術改善が続けられ、赤およびロゼワインとして高い評価を得るようになった。また、「おかやまバイオアクティブ」の開発プロジェクトとしてワインビネガーの試作も行われた。現在、発ガン抑制などの機能性研究も進められており、健康食品としての生産拡大が期待される。
索引語ヤマブドウ;樹;特性;結実安定;高濃度;色素;成分;期待;ワイン;ヤマブドウ研究
引用文献数30
登録日2011年01月21日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat