ウシの消化管内線虫に対するモキシデクチン製剤の有効性評価試験

ウシの消化管内線虫に対するモキシデクチン製剤の有効性評価試験

レコードナンバー760502論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015111NACSIS書誌IDAN00381003
著者名森友 靖生
森実 和子
實田 正博
服部 法文
椛田 聖孝
谷 峰人
緒方 良彦
下城 研一
福島 さつき
加崎 弘康
渡邊 誠治
書誌名九州東海大学農学部紀要
別誌名Proceedings of School of Agriculture, Kyushu Tokai University
Proceedings of Faculty of Agriculture, Kyushu Tokai University
発行元九州東海大学農学部
巻号,ページ27巻・ p.15-20(2008-03)ISSN02868180
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抄録熊本県内で自然感染したウシの消化管内線虫に対するモキシデクチン製剤の有効性評価試験を行った。線虫の寄生状況を把握するために、試験地域の16牛群に対して虫卵検査を実施し、同時に飼育形態や用途さらにはウシの発育段階等も考慮に入れて試験に適切な2牛群を選抜した。虫卵検査とともに、糞便培養から得られた子虫の形態学的観察およびPCR法により糞便内虫卵DNAから指標虫種(オステルターグ胃虫およびクーペリア)を検出し、本薬剤の駆虫効果を判定した。放牧の肉用繁殖、育成および子牛群ではモキシデクチン製剤投与後2週目に虫卵検出率および虫卵数は明らかに低下し、指標虫種2種に対しても駆虫効果が認められた。一方、舎飼の乳用育成および子牛群では投与後に虫卵検出率が低下したものの、無投与の対照区も同様に低下した。したがって、前牛群では駆虫効果が認められたが後牛群では駆虫薬の有効性は判定できなかった。後牛群では試験期間中糞便1g中の虫卵数は極めて低値で推移していたため、線虫の寄生数が虫卵検査の検出感度以下であったことも疑われた。また、今回の試験調査で、牛群内では消化管内線虫の寄生率は高いものの各個体における寄生数は少ない傾向にあることが明らかとなった。本製剤による消化管内線虫類のコントロールを行う上で、今後有効性の持続期間、発育や増体、泌乳量などの経済効果に及ぼす影響を調査することが必要と考えられた。
索引語ウシ;消化管内線虫;モキシデクチン製剤;有効性評価試験
引用文献数15
登録日2011年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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