IBMXおよびdbcAMPで処置したブタ卵母細胞における核の成熟と表層粒の分布

IBMXおよびdbcAMPで処置したブタ卵母細胞における核の成熟と表層粒の分布

レコードナンバー760551論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名高野 裕子
新村 末雄
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ60巻・ 2号, p.123-128(2008-03)ISSN03858634
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抄録以前我々は、ブタ卵母細胞において、表層粒は核の成熟に伴って細胞膜直下の細胞質に移動するとともに、核の成熟をオロモウシンで処置して阻止した卵母細胞ではこのような表層粒の分布変化はみられなかったことから、表層粒の分布変化と核の成熟とは密接に関係していることを推察して報告した。しかし、オロモウシンが表層粒の分布変化に直接関係しているのか否かは明らかにできなかった。そこで、オロモウシンとは異なった機構、すなわち細胞質のcAMPレベルを高く維持することによって核の成熟を抑制する作用のあるIBMXとdbcAMPを用いて、ブタの卵母細胞を処置し、表層粒の分布変化をレクチン組織化学的に観察した。IBMX、dbcAMPあるいはオロモウシンとdbcAMPで22時間処置した卵母細胞において、核はすべてが卵核胞期にあり、これらの処置により成熟分裂が抑制されていることが確認された。一方、IBMX、dbcAMPあるいはオロモウシンとdbcAMPで22時間処置した卵母細胞において、表層粒は、細胞質の表層および細胞膜直下の細胞質に分布しており、対照の卵母細胞における分布と相違なかった。以上の結果から、細胞質における表層粒の分布は、核の成熟の進行よりも、細胞質のcAMPの量に依存して変化することが推察された。
索引語表層粒;核;dbcAMP;成熟;細胞質;オロモウシン;卵母細胞;IBMX;処置;分布変化
引用文献数24
登録日2011年01月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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