マウスの卵丘・卵母細胞複合体から分泌されるヒアルロン酸の量と役割

マウスの卵丘・卵母細胞複合体から分泌されるヒアルロン酸の量と役割

レコードナンバー760552論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名上野 紗也香
新村 末雄
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ60巻・ 2号, p.129-133(2008-03)ISSN03858634
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抄録マウスの卵丘・卵母細胞複合体(COC)から分泌されるヒアルロン酸の量を競合ELISA法で検出した。また、ヒアルロン酸合成を阻害したCOCについて、ヒアルロン酸の分泌量を測定するとともに、卵母細胞については囲卵腔の大きさと媒精後の多精子受精の頻度を観察し、COCから分泌されるヒアルロン酸の囲卵腔の大きさに果たす役割および囲卵腔の大きさと多精子受精の頻度との関係の有無を検討した。ヒアルロン酸は、胞状卵胞から採取直後のCOCからは検出されなかったが、培養後14時間のCOCでは1個あたり8.40ng検出された。また、ヒアルロン酸合成を阻害する作用のある4-メチルウンベリフェロン(MU)で処置したCOCでは、1個あたり3.52ngのヒアルロン酸が検出されたが、この量は対照のCOCの6.54ngに比べて有意に少なかった。一方、囲卵腔は、対照のCOCにおける卵母細胞では平均で5.48μmあったが、MU処置したCOCにおける卵母細胞では有意に小さく、4.36μmであった。また、媒精後の受精率は、MU処置したCOCにおける卵母細胞(82.2%)と対照のCOCにおける卵母細胞(88.6%)との間で相違なかったが、多精子受精の頻度は、MU処置したCOCにおける卵母細胞では37.8%であり、対照のCOCにおける卵母細胞の16.1%に比べて有意に高かった。以上の結果から、COCから分泌されるヒアルロン酸は卵母細胞の囲卵腔の拡大に関係していること、また、卵母細胞の囲卵腔の大きさと多精子受精の頻度との間には関係のあることがそれぞれ考えられた。
索引語COC;卵母細胞;ヒアルロン酸;囲卵腔;分泌;大きさ;多精子受精;頻度;対照;量
引用文献数25
登録日2011年01月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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