農産物の品質情報を提供するためのコメの中赤外分光分析

農産物の品質情報を提供するためのコメの中赤外分光分析

レコードナンバー760556論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名元永 佳孝
大竹 憲邦
伊藤 亮司
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ60巻・ 2号, p.155-161(2008-03)ISSN03858634
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抄録農産物の品質情報の提供と簡便で精度の高い品質評価手法の確立のために、コメの中赤外分光分析手法の検討を行った。一般に、中赤外分光では食味計などで利用されている近赤外分光より詳細な光センシング情報の取得が可能である。実験では、まず試料とした玄米を食味計により、水分、脂肪酸度、タンパク質、アミロースの計測を行った。また、脂肪量、遊離アミノ酸、シュクロースの定量分析も行った。その結果、試料玄米は良食味米と考えられるとともに、試料玄米の個々の成分特性を把握した。中赤外分光分析では、玄米と白米を米粒の状態と粉体の状態で取得した。また、精米過程の糠の計測も行った。これらの結果、玄米と白米の中赤外スペクトルの差異は、1700/cmから900/cmに大きく現れることが示された。これらの領域ではアミノ酸や糖質の吸収がある波数帯であり、特に1200/cmから900/cmは糖の指紋領域と呼ばれる領域である。さらに、粉体試料に対しては乾燥処理と脱脂処理を施して、処理の前後で中赤外スペクトルの計測を行った結果、コメ由来の脂質の分析に有効な波数帯として、2922/cm、2853/cmと1744/cmを見出した。これらの波数帯を使ったスペクトル解析によりコメの鮮度評価の可能性が考えられた。さらに、処理前後の中赤外スペクトルを解析することで、コメ含有水分および脂質の特性を明らかにし、コメの品質評価における中赤外分光分析の知見を深めた。
索引語コメ;玄米;計測;中赤外スペクトル;農産物;品質情報;提供;中赤外分光分析;食味計;取得
引用文献数16
登録日2011年01月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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