ブタ前駆脂肪細胞を核ドナーとする体細胞核移植によるクローン産仔の作出

ブタ前駆脂肪細胞を核ドナーとする体細胞核移植によるクローン産仔の作出

レコードナンバー760589論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013978NACSIS書誌IDAN00239079
著者名富井 亮
長嶋 比呂志
書誌名明治大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Meiji University
別誌名明大農研報
Bulletin of School of Agriculture, Meiji University
発行元明治大学農学部
巻号,ページ57巻・ 3号, p.109-113(2008-02)ISSN04656083
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抄録核移植とは、ある卵子の核を取り除き、その卵細胞質に別の細胞の核を移植することを言う。1997年に、6歳の雌ヒツジから採取した乳腺細胞をドナー細胞とする核移植によって、世界初の体細胞核移植クローンヒツジ、ドリーが誕生した。体細胞核移植によるクローン動物の誕生は、細胞の分化は遺伝子の木可逆的な変化によるものでなく、可逆的な変化によるものであることの証明となった。この成功をきっかけに、核移植技術を用いた研究は、胚発生、分化の初期化機構などの重要な生物学的な知見を得ることが出来る新たな研究手法を提供した。例えば、2004年に河野らが、未成長期卵母細胞を用いた核移植によって、母性染色体しか含まない単為生殖胚が発生異常を起こす原因はゲノミックインプリンティングにあることを証明した。この研究は、核移植技術を用いて生物学的な問題にアプローチした好例である。現在では、核移植技術は学術分野だけでなく、農業や医療分野などでの利用も期待されている。
索引語ブタ前駆脂肪細胞;核ドナー;体細胞核移植;クローン産仔;作出
引用文献数30
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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