2006年7月5日の豪雨に伴う鹿児島大学附属高隈演習林の林道法面における侵食・斜面崩壊

2006年7月5日の豪雨に伴う鹿児島大学附属高隈演習林の林道法面における侵食・斜面崩壊

レコードナンバー760632論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020532NACSIS書誌IDAN10592752
著者名寺本 行芳
下川 悦郎
書誌名鹿児島大学農学部演習林研究報告 = Research bulletin of the Kagoshima University forests
別誌名Res. bull. Kagoshima Univ. For.
鹿大演研報
演習林研究報告
発行元鹿児島大学農学部演習林
巻号,ページ35号, p.11-16(2007-12)ISSN13449362
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抄録2006年7月5日の豪雨に伴う鹿児島大学農学部附属高隈演習林の林道法面における侵食・斜面崩壊の実態を調査した。さらに、高隈演習林内の同じ地域を対象として調査した、2005年9月の台風14号と2006年7月の豪雨に伴う林道法面の侵食・斜面崩壊の形態および規模についても比較した。得られた結果は以下の通りである。(1)調査地は砂岩・頁岩が基盤岩となり、それを阿多カルデラおよび姶良カルデラから噴出した降下火砕物や、桜島火山から噴出した火山灰・軽石が被覆した地質構造となっている。調査地でみられた侵食・斜面崩壊の形態として、基盤岩とその上部を覆う大隅降下軽石層の間に集中した雨水および地下水に起因して発生した路体を支持する路盤の決壊、ならびに切り取り斜面への雨水の浸透に起因した表層崩壊の2つが挙げられる。(2)調査地において、斜面崩壊の面積および斜面崩壊による生産土砂量の測定を行った。その結果、斜面崩壊の面積は5〜80m2の範囲(平均31m2)、斜面崩壊による生産土砂量は5〜336m3の範囲(平均49m3)であった。路体を支持する路盤の決壊は、切り取り斜面における表層崩壊に比べ大きな規模を示した。(3)同じ調査地で比較すると、2005年9月の台風14号に伴う林道法面の被害箇所数および林道法面における侵食・斜面崩壊の形態の数は、2006年7月の豪雨に伴うそれらよりはるかに多かった。さらに、同じ形態の侵食・斜面崩壊で比較すると、2005年9月の台風14号に伴う林道法面における侵食・斜面崩壊の規模、特に斜面崩壊による生産土砂量は、2006年7月の豪雨に伴うそれに比べはるかに大きかった。
索引語斜面崩壊;侵食;林道法面;豪雨;形態;調査地;台風14号;規模;比較;生産土砂量
引用文献数5
登録日2011年01月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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