日本農業・農村の新たな構造変化

日本農業・農村の新たな構造変化

レコードナンバー760903論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004493NACSIS書誌IDAA11614280
論文副題2005年農業センサスの分析
著者名橋詰 登
書誌名農林水産政策研究
別誌名Journal of agricultural policy research (Policy Research Institute, Ministry of agriculture, forestry and fishieries)
発行元農林水産省農林水産政策研究所
巻号,ページ14号, p.1-36(2008-07)ISSN1346700X
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抄録本稿では、農政転換期にあるわが国農業・農村構造の最新動向を、2005年農業センサスの分析から明らかにした。農業構造の分析結果からは、零細規模の販売農家が自給的農家に変わる動きと、そのまま離農する動きが同時に進行するとともに、中間規模層での下層移動傾向が強まり、新たな上層農家の形成が一層困難になっていることが確認された。他方、このような状況の中で、農家以外の農業事業体が大幅に増加し、都府県では大規模農家に代わる水田農業の主要な担い手となっていた。さらに、稲作においては、これまでの部分作業の受委託が水田の貸借に発展している状況も明らかとなった。また、農村構造の分析結果からは、構成農家数の減少による農業集落の小規模化が集落機能の低下を加速させるとともに、用排水施設等の地域資源の管理に当たって、数少なくなった農家に負担が集中していることが確認された。総じて、今回の農業センサス結果は、わが国の農業・農村構造が今後急速に変化していくことを予想させる多くの新たな兆しが窺えた。現在、2000年以降の農政展開が、構造変化となって現れ始める重要な局面を迎えており、農業・農村の構造変化の態様を的確に把握・分析し、これまでの農業・農村政策の有効性を逐次検証していくことが求められている。
索引語農業;構造変化;農村構造;農村;2005年農業センサス;分析;分析結果;動き;確認;状況
登録日2010年06月29日
収録データベースJASI, AGROLib

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