乾燥濾紙血からのDNA抽出法の改良およびPCRを用いた犬血中Babesia gibsoni検出法の比較検討

乾燥濾紙血からのDNA抽出法の改良およびPCRを用いた犬血中Babesia gibsoni検出法の比較検討

レコードナンバー761053論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名谷 浩行
多田 裕治
笹井 和美
ほか1名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 5号, p.461-467(2008-05)ISSN09167250
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抄録犬バベシア症を根絶するためには流行地域におけるマススクリーニングの必要があり、コストのかからない血液検体の保存と輸送方法の開発が望まれる。Whatman 3MM濾紙に吸着・乾燥させた乾燥濾紙血からのDNA抽出効率を向上させる目的で、3種類のDNA抽出法を検討・改良した結果、サポニンによる溶血処理、Chelexによるキレート処理、およびフェノール・クロロホルム・イソアミルアルコール抽出法を組み合わせた方法(Saponin-PCI法)が最も効率が高かった。健常犬血液で段階希釈した犬Babesia gibsoni(B.gibsoni)感染血液を用いてB.gibsoni 18SリボゾームRNA遺伝子を増幅する4種類のPCR法を比較検討した結果、Gib599F、Gib1270Rプライマーを用いたPCR法が最も検出効率が高かった。段階希釈したB.gibsoni感染血液を濾紙に吸着・乾燥させ、その保存性について検討した。2カ月間、室温で保存した乾燥濾紙血と凍結保存した全血からそれぞれB. gibsoni 18SリボソームRNA遺伝子を増幅したところ、乾燥濾紙血において、より高い検出効率が認められた。乾燥濾紙血、Saponin-PCI法、およびGib599F、Gib1270Rを用いたPCR法の組み合わせは、安価で、安定性が高く、高感度な犬B.gibsoni感染症の検査として有望な方法であることが示唆された。
索引語乾燥濾紙血;gibsoni;B;PCR法;DNA抽出法;吸着;乾燥;検討;結果;方法
引用文献数28
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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