遮光栽培したホウレンソウにおけるアスコルビン酸含量の遮光除去後の変動
遮光栽培したホウレンソウにおけるアスコルビン酸含量の遮光除去後の変動
レコードナンバー | 761218 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 吉田 祐子 浜本 浩 福永 亜矢子 ほか2名 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 7巻・ 3号, p.399-405(2008-07) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (3593KB) | ||
抄録 | 本研究では、遮光除去後、ホウレンソウのアスコルビン酸含量が回復するために必要な期間とその機構について検討した。遮光除去後、晴天が続いた場合には2〜3日目でホウレンソウのアスコルビン酸含量は無遮光と同程度に回復し、光強度変更後1〜2日程度の早期に反応することが明らかになった。遮光除去後、植物体の水分含有率の減少とともに、生重および乾物重当たりでのアスコルビン酸含量の増加がみられた。さらに、人工気象室において光強度を弱光(160μmol/m(2)/s)から強光(390μmol/m(2)/s)に変更して1日(24時間)経過後に、生重および乾物重当たりでのアスコルビン酸含量の増加が観察された。以上の結果により、遮光除去によるアスコルビン酸含量回復機構について、植物体の水分含有率の減少による濃縮効果と強光条件への変更に伴うアスコルビン酸合成の増加によるアスコルビン酸そのものの増加の両者によるものであることが示唆された。実際の栽培においては商品性を考慮して、遮光除去後2〜3日目ではなくさらに日数を置いてから収穫することが望ましいと考えられた。 | ||
索引語 | アスコルビン酸含量;増加;ホウレンソウ;回復;植物体;水分含有率;減少;生重;/s;変更 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2011年01月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |