戦前まで房総半島北部でおこなわれた湿田農法に関する立地生態的分析

戦前まで房総半島北部でおこなわれた湿田農法に関する立地生態的分析

レコードナンバー761622論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名奥西 元一
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ77巻・ 3号, p.288-298(2008-07)ISSN00111848
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抄録房総半島北部の下総地方で、近世から昭和戦前期までみられた湿田農法について検討した。江戸期の下総地方の湿田では、唐籾とよばれたインド型赤米が広範に摘田(つみた)という湛水直播法により栽培された。栽培された水田は、たいとう土とよばれた黒泥・泥炭土壌の強湿田であった。この強湿田で日本型水稲を移植栽培すると、夏・秋落ちして生育が著しく抑制された。湛水直播栽培は、わずかに広がる土壌表層の酸化的条件を利用した栽培法であり、これに唐籾の草型特性が結びついた。これより湿田の程度がやや軽い下総地方の夏・秋落ち田では、昭和戦前期まで小苗・密植栽培が行われた。小苗・密植栽培は排水不良・生育制御が困難な湿田で穂数を確保するための栽培法であった。土地改良の遅れた下総地方では戦前まで湿田農法が残った。
索引語下総地方;湿田農法;湿田;房総半島北部;唐籾;栽培;強湿田;夏;栽培法;これ
引用文献数78
登録日2011年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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