マンネンタケ(霊芝)の栽培技術開発と育種
マンネンタケ(霊芝)の栽培技術開発と育種
レコードナンバー | 761720 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20005905 | NACSIS書誌ID | AN10523851 |
著者名 | 金子 周平 石川 景子 | ||
書誌名 | 福岡県森林林業技術センター研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of Fukuoka Prefecture Forest Research and Extension Center 研究報告 福岡県森林研報 | ||
発行元 | 福岡県森林林業技術センター | ||
巻号,ページ | 9号, p.1-7(2008-03) | ISSN | 13418092 |
全文表示 | PDFファイル (3973KB) | ||
抄録 | マンネンタケの機能性成分、特に前立腺肥大や骨粗鬆症の予防に関係するホルモン関連物質に注目し、保健用食品開発を目的として、子実体の収量性に優れ、機能性成分を多く含有する系統の育種、およびそれらの効率的栽培技術の開発を行った。約80の野生系統について培養・栽培特性を検討した。至適培養温度は30℃前後であり、一般的に栽培されている食用きのこ類より高温域にあると考えられた。平板培地と液体培地における菌糸体の成長速度や、ポリプロピレン製びん栽培による子実体収穫量については系統によって大きな差が見られた。子実体の形態も系統により異なり、大まかに傘型、鹿角型、中間型に分けられた。収穫後再度発生を行い、何回発生まで可能であるかを調べたところ比較的良好な系統では5回まで収穫が可能であった。培地材料により収穫量に差があった。前立腺肥大に関与すると考えられる男性ホルモン関連酵素5α-リダクターゼの阻害活性について、培養温度により菌糸体の阻害活性に差がみられた。子実体の阻害活性では、系統別、栽培培地材料別に差がみられ、収穫回数別の差は認められなかった。子実体と菌糸体の阻害活性を比較すると、子実体の阻害活性が高いことが認められた。トリテルペノイドの含有についても系統間に差が認められた。これらの結果をもとに収穫量、機能性の面から3系統を優良系統とした。 | ||
索引語 | マンネンタケ;霊芝;栽培技術開発;育種 | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2011年01月28日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |