間伐材等の低位利用材を活用したオール木質スギパレットの開発
間伐材等の低位利用材を活用したオール木質スギパレットの開発
レコードナンバー | 761725 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20005905 | NACSIS書誌ID | AN10523851 |
著者名 | 廣田 篤彦 占部 達也 村上 英人 片桐 幸彦 | ||
書誌名 | 福岡県森林林業技術センター研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of Fukuoka Prefecture Forest Research and Extension Center 研究報告 福岡県森林研報 | ||
発行元 | 福岡県森林林業技術センター | ||
巻号,ページ | 9号, p.29-41(2008-03) | ISSN | 13418092 |
全文表示 | PDFファイル (6653KB) | ||
抄録 | 間伐等から生じる曲がり材等の低位利用材の利用促進のため、スギ曲がり材から得たパレット部材をダボ接合により組み立てたオール木質スギパレットの開発を行った。従来製品としてラジアタパイン材を使った釘打ちパレットを比較対象として、スギ材におけるダボ接合条件の検討を行うとともに、試作した実大パレットの性能比較を行った。その結果、ダボ接合条件としてダボ直径10mm、ダボ打込深さ17mm、嵌合度-0.05mm、水性高分子-イソシアネート系接着剤使用により、釘打ちに比べ2.5倍の引抜耐力を得ることができた。また、これらの接合条件で作製した実大パレットの強度は従来の釘打ちラジアタパインパレットと比べ、JISの曲げたわみ率は同等以上、落下試験における変化率は極めて小さいことを確認した。また、製造コスト削減のため、板幅が異なるデッキボードから構成される複数板幅パレットの検討を行い、従来の単一板幅パレットと同等の性能があることを確認した。さらに、短尺丸太の製材ライン及びダボ打ちパレットの組立システムの開発を行い、製材歩留まり及び製造工程の省力化を図った。この内、横バンドソーによる製材時に発生する厚みムラを補正する手段として、送材ベルト下部にスペーサを設置することが有効であることが示された。 | ||
索引語 | 間伐材等;低位利用材;活用;オール木質スギパレット;開発 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2011年01月28日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |