クロミサンザシ白粒葉枯病菌Mycopappus alniの5科の樹木に対する病原性と侵入部位
クロミサンザシ白粒葉枯病菌Mycopappus alniの5科の樹木に対する病原性と侵入部位
レコードナンバー | 761813 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014149 | NACSIS書誌ID | AN0019269X |
著者名 | 高橋 由紀子 松下 範久 寶月 岱造 ほか1名 | ||
書誌名 | 日本植物病理學會報 = Annals of the Phytopathological Society of Japan | ||
別誌名 | Japanese journal of phytopathology 日本植物病理学会報 | ||
発行元 | 日本植物病理學會 | ||
巻号,ページ | 74巻・ 3号, p.140-147(2008-08) | ISSN | 00319473 |
全文表示 | PDFファイル (4038KB) | ||
抄録 | クロミサンザシ白粒葉枯病の病原菌Mycopappus alniを、カバノキ科、バラ科、ブナ科、マンサク科およびクルミ科の5科15属21種に接種し、これらの樹種に対する病原性を調査した。その結果、カバノキ科、バラ科、クルミ科およびマンサク科の14種で、葉に病斑と繁殖体が形成され、M. alniはこれらの樹種に病原性があった。一方、ブナ科では、ブナとクリで葉に変色が認められたことから、M. alniはこれら2樹種にも病原性があると考えられた。しかし、これらの樹種では、病斑や繁殖体の形成頻度が他科の樹種より低く、これら樹種へのM. alniの病原力は弱いと推察された。また、コナラ属樹種では病斑が形成されず、M. alniはコナラ属に対し病原性がないと考えられた。本菌をクロミサンザシ葉に接種し、病徴発現部位を顕微鏡観察した結果、M. alniの菌糸が気孔から植物体内に侵入しているのが観察された。 | ||
索引語 | alni;病原性;樹種;M.;病斑;カバノキ科;バラ科;ブナ科;マンサク科;クルミ科 | ||
引用文献数 | 12 | 登録日 | 2011年01月18日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |