8月以降の台風による渋ガキ果実の潮風害(果皮の微細亀裂),その後の脱渋処理で発生する果面汚損および防止対策
8月以降の台風による渋ガキ果実の潮風害(果皮の微細亀裂),その後の脱渋処理で発生する果面汚損および防止対策
レコードナンバー | 761935 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015066 | NACSIS書誌ID | AN00200732 |
著者名 | 山本 隆儀 鈴木 雅南子 奥谷 紘平 ほか3名 | ||
書誌名 | 農業氣象 | ||
別誌名 | J. Agric. Meteorol Journal of agricultural meteorology 農業気象 Journal of the agricultural meteorology | ||
発行元 | 養賢堂 | ||
巻号,ページ | 64巻・ 2号, p.69-79(2008-06) | ISSN | 00218588 |
全文表示 | PDFファイル (4987KB) | ||
抄録 | 2004年山形大学農学部実験果樹園(鶴岡市)のカキ‘平核無’果実は、収穫時の肉眼観察では全く異常が見られなかったが、アルコール脱渋したところ、果実表面に著しい汚損症状が見られた。カキ果面汚損は種々の環境条件あるいは脱渋方法によって助長され易いが、栽培管理と脱渋方法は例年と大きく変わらず、病虫害の発生状況にもその原因は見出されなかった。脱渋処理前の果実表面を拡大観察したところ、多くの微細な裂開(以下、微細亀裂)が認められたこと、同年の夏に台風襲来が多かったこと、および、汚損部位が果実全面に現れることなく偏ったことから潮風害が考えられた。そこで、潮風害を想定して、2005年に塩水散布による微細亀裂と汚損症状の再現実験を行うとともに、水洗処理を組み合わせることにより、潮風害防止効果を試験した。また、2006年にも同様な試験を行うとともに、異なる脱渋方法が果面汚損の発生に及ぼす影響を調査した。なお、2006年には果実の肥大・品質および葉形質に及ぼす塩水散布の影響を調査したが、落葉と落果が相当程度発生したため、本報では落果率以外については全て省略した。 | ||
索引語 | 台風;渋ガキ果実;潮風害;果皮;微細亀裂;脱渋処理;発生;果面汚損;防止対策 | ||
引用文献数 | 22 | 登録日 | 2011年12月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |