放棄茶園(チャノキ群落)の乾物生産

放棄茶園(チャノキ群落)の乾物生産

レコードナンバー761999論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007954NACSIS書誌IDAN00062388
著者名齋藤 秀樹
書誌名京都府立大学農学部演習林報告
別誌名Bulletin of the Kyoto Prefectural University Forests
京都府立大学農学部演習林報告
発行元[出版者不明]
巻号,ページ49号, p.1-8(2008-03)ISSN0374874X
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抄録数年以上前から摘採が中止された茶園(チャノキ群落)の乾物生産を調査した。調査プロットを2つ設け、全伐による層別刈取り法で2003年8月11日と9月2日に測定した。本群落は高立木密度(胸高での幹本数53.3/m2)で、幹は細く(DBH、0.42〜1.99cm)て長く(最大3.7m)、そして大きな胸高断面積合計(45.07cm2/m2)を示した。樹高はそろい、平均3.52mであった。本群落は共倒れ型のため調査時点の地上部現存量(幹枝6,686g/m2、葉504.6g/m2、果実と花芽150.4g/m2)は最大と考えられた。群落の占有空間当りでみた地上部現存量密度は2.08kg/m3で、この値は成熟した陰樹林のそれに一致した。落葉盛期前の葉現存量は504.6g/m2、この大半は上部3層(地上高2.3〜3.8m)に集中分布していた。LAIは6.444であった。葉現存量を落葉量(459.8g/m2/yr)で割ってえられる葉の平均寿命1.1年は一般のチャノキ葉に比べて短いようである。落葉季節は晩秋から翌春にかけてみられ、わが国常緑広葉樹の4月〜6月より約5ヵ月早い。葉の短い寿命と早期の落葉開始は高立木密度の影響と考えられた。地上部純生産量は2,201g/m2/yrと推定され、ここに材部58%、葉21%、花・果実21%の割合であった。繁殖投資量である花・果実の全乾物生産(466.5g/m2/yr)の高い割合21%は特徴的であった。花粉64.2g/m2/yrは地上部全体の2.9%に相当した。
索引語放棄茶園;チャノキ群落;乾物生産
引用文献数20
登録日2011年01月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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