ホルスタイン種去勢ウシにおいてオキシトシン脳室内投与は隔離ストレスによる血漿中コルチゾル濃度上昇を抑制した

ホルスタイン種去勢ウシにおいてオキシトシン脳室内投与は隔離ストレスによる血漿中コルチゾル濃度上昇を抑制した

レコードナンバー762072論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名矢用 健一
伊藤 秀一
粕谷 悦子
ほか3名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 7号, p.665-671(2008-07)ISSN09167250
全文表示PDFファイル (3929KB) 
抄録オキシトシン(OT)の脳室内投与はストレス反応時の視床下部-下垂体-副腎皮質系の活性化および不安行動を抑制すると齧歯類で報告されている。本実験ではウシを用い隔離ストレス反応に対するOT脳室内投与の効果を検討した。まず6頭のホルスタイン種去勢雄子牛(199-250日齢)を用い用量反応性を検討した。高用量投与(50μg)ではストレス様反応が認められたため、隔離ストレス負荷時のOT投与量は血漿中コルチゾル濃度(CORT)と行動に影響を与えない0.5μgとした。隔離実験には上記6頭のうち5頭を用い、以下の3処置を行った。T1:200μlの人工脳脊髄液(aCSF)投与・隔離無し。T2:200μlのaCSF投与後30分から隔離1時間。T3:OT 0.5μg/200μl aCSF投与後30分から隔離1時間。隔離では実験対象牛のみをストールに残し他個体を屋外に出した。隔離によりCORT変化率は有意に上昇した(T2:p<0.05)。隔離時の最大変化率はOT投与により有意に減少した(T2 vs T3:p<0.05)。隔離によって鳴きと体の方向転換頻度の増加および反芻と横臥の時間割合の減少が認められたが、OT投与の効果は認められなかった。以上より本実験条件下ではOT脳室内投与は隔離ストレス反応におけるCORT上昇反応を抑制するが、行動反応への抑制効果はほとんど無いことが明らかとなった。
索引語抑制;隔離;O;隔離ストレス反応;O脳室内投与;効果;検討;200μl;O投与;ホルスタイン種去勢ウシ
引用文献数23
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat