IV型アレルギー誘発性化学物質により誘導される樹状細胞の遺伝子発現変動

IV型アレルギー誘発性化学物質により誘導される樹状細胞の遺伝子発現変動

レコードナンバー762073論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名多良間 理絵
加藤 大智
石川 陽一
ほか3名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 7号, p.673-680(2008-07)ISSN09167250
全文表示PDFファイル (4335KB) 
抄録IV型アレルギー誘発化学物質のin vitro評価系を開発することを目的とし、化学物質感作により樹状細胞株DC2.4細胞に特異的に誘導される遺伝子発現変動の解析を行った。DC2.4細胞を2,4-dinitrochlorobenzene、p-benzoquinoneの二種類のIV型アレルギー誘発化学物質で感作し、マイクロアレイ法で遺伝子発現を解析したところ、どちらの化学物質を感作した場合にも26遺伝子の発現増強、53遺伝子の発現低下がみられた。これらの遺伝子発現変動がIV型アレルギー誘発物質に特異的なものであるかを評価するため、DC2.4細胞をIV型アレルギー誘発物質、I型アレルギー誘発物質ならびに皮膚感作を引き起こさない高分子化合物で感作し、定量RT-PCR法を用いて遺伝子発現変動を解析した。その結果、樹状細胞の成熟過程で細胞表面に発現するプロテオグリカンsyndecan-1(Sdc1)の発現増強、シグナル伝達に関わる膜タンパクsmoothened(SMO)の発現低下が、IV型アレルギー誘発化学物質で感作した場合にのみみとめられた。この結果は、DC2.4細胞におけるSdc1の発現増強およびSMOの発現低下が化学物質のアレルギー誘発性の指標になることを示唆するものであり、IV型アレルギー誘発化学物質のin vitro評価系の開発における標的遺伝子の侯補になると考えられた。
索引語遺伝子発現変動;感作;IV型アレルギー誘発化学物質;化学物質;誘導;樹状細胞;DC2.4細胞;解析;発現増強;発現低下
引用文献数41
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat