犬落葉状天疱瘡において好中球はデスモソーム構造を伴う表皮細胞膜と接触する

犬落葉状天疱瘡において好中球はデスモソーム構造を伴う表皮細胞膜と接触する

レコードナンバー762093論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名薮添 敦史
西藤 公司
関口 麻衣子
ほか4名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 8号, p.807-812(2008-08)ISSN09167250
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抄録落葉状天疱瘡(pemphigus foliaceus;PF)は犬を含む数種の哺乳類に認められる自己免疫性皮膚疾患である。犬PFではヒトと異なり表皮内への好中球浸潤および棘融解細胞を含む膿疱形成が特徴的であるが、皮膚病変における好中球浸潤の意義は不明である。そこで本研究では犬PF膿疱内の超微細形態学的変化を検討した。本研究には臨床、病理および蛍光抗体法の所見により診断された犬PFの4例から膿疱病変を採取し電子顕微鏡観察に供した。全ての症例で膿疱内の棘融解細胞周囲を複数の好中球が取り囲み、両者の接触部位において好中球細胞膜と棘融解細胞の半割デスモソーム構造が接していた。その半割デスモソーム構造は正常な接着帯構造とそれに付随するトノフィラメントを有していた。また、好中球細胞膜に半割デスモソーム構造が陥入し、両者の間隙に好中球顆粒が分泌されている像が観察され、さらに膿疱底部において2個の表皮細胞間に存在する半割デスモソーム構造の間隙に伸展した好中球細胞突起が入り込んでいる像が観察された。これらの所見から少なくとも我々が検索した部位において電子顕微鏡学的に犬PF膿疱内では好中球が表皮細胞のデスモソーム構造と接触し、表皮細胞の遊離および半割デスモソームの形成に関連していると考えられた。
索引語好中球;デスモソーム構造;接触;犬PF;好中球浸潤;棘融解細胞;本研究;犬PF膿疱内;所見;両者
引用文献数19
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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