フェレットのリンパ腫の細胞形態学的および免疫組織化学的特徴
フェレットのリンパ腫の細胞形態学的および免疫組織化学的特徴
レコードナンバー | 762109 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00004754 | NACSIS書誌ID | AA10796138 |
著者名 | 小沼 守 近藤 広孝 小野 貞治 ほか2名 | ||
書誌名 | The journal of veterinary medical science | ||
別誌名 | Journal of veterinary medical science J. vet. med. sci | ||
発行元 | Japanese Society of Veterinary Science | ||
巻号,ページ | 70巻・ 9号, p.893-898(2008-09) | ISSN | 09167250 |
全文表示 | PDFファイル (4055KB) | ||
抄録 | 病理組織学的にリンパ腫と診断されたフェレットの20例について細胞形態学的および免疫組織化学的な分類を実施した。発生部位による分類では多中心型8例(40%)、消化器型9例(45%)、縦隔型2例(10%)、皮膚型1例(5%)であった。National Cancer Institute of Working Formulation(NCI-WF)分類では、low-gradeとhigh-gradeがそれぞれ4例(20%)、intermediate-gradeが12例(60%)であった。採取組織量が少なかった2例を除く18例について行った免疫組織化学的検索では、T細胞由来が16例(88.9%)、B細胞由来が2例(11.1%)であった。NCI-WF分類と免疫学的表現型とを組み合わせると、low-gradeの4例(多中心型2例、消化器型1例、皮膚型1例)のすべてがdiffuse small lymphocytic lymphomaで、いずれもT細胞由来に分類された。Intermediate-gradeの12例(多中心型6例、消化器型4例、縦隔型2例)では、11例がdiffuse mixed cell lymphoma、1例がdiffuse large cell lymphomaに分類された。前者11例のうちB細胞由来が2例(いずれも多中心型)、T細胞由来が7例(多中心型3例、消化器型3例、縦隔型1例)、未検索が2例(多中心型1例、縦隔型1例)であった。また、後者の1例はT細胞由来(消化器型)であった。High-gradeの4例(消化器型)はいずれもdiffuse immunoblastic lymphomaでT細胞由来であった。 | ||
索引語 | 細胞由来;diffuse;lymphoma;分類;フェレット;リンパ腫;low-grade;B細胞由来;分類;消化器型 | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2011年01月13日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |