林木の冠雪害に関する樹木力学的研究(4)

林木の冠雪害に関する樹木力学的研究(4)

レコードナンバー762142論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013100NACSIS書誌IDAN10072741
論文副題被害林分に対する力学的解析の適用性
著者名中谷 浩
嘉戸 昭夫
相浦 英春
書誌名富山県林業技術センター研究報告
別誌名Journal of the Toyama Forestry and Forest Products Research Center
発行元富山県林業技術センター
巻号,ページ2号, p.23-29(1989-03)ISSN09150013
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抄録林木の冠雪害抵抗性に対する力学的手法の適用性を検討する目的で、現実の被害林分調査を行い健全木と被害木間の樹幹耐力の差異について検討した。被害林分は25年生ボカスギ林分であり、樹幹形状に加えて樹幹のヤング率、根元の回転係数を全ての立木に関して測定した。結果は以下のとおりである。胸高直径、樹高、細りには被害木、健全木間に差は認められなかった。しかし形状比は被害木で高く、有意差が認められる。冠雪荷重を樹冠葉量から松田の推定式により比較した結果、健全木と被害木間に差はなく、全平均では617kgと計算された。樹幹の強度的性質が全林木とも同じであると仮定すると、樹幹の座屈荷重は健全木平均747kgに対し被害木平均は571kgとなった。したがって、座屈荷重に対する冠雪荷重の比は被害木で大きくなり、被害木の雪害抵抗性の低さが力学的手法により明らかにされた。この結果は、力学的手法の適用が冠雪害軽減方法の解明に有効であることを示している。
索引語林木;冠雪害;樹木力学的研究;被害林分;力学的解析;適用性
引用文献数16
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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