照度が異なる林分に植栽したスギ稚樹の消長

照度が異なる林分に植栽したスギ稚樹の消長

レコードナンバー762182論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013100NACSIS書誌IDAN10072741
著者名平 英彰
書誌名富山県林業技術センター研究報告
別誌名Journal of the Toyama Forestry and Forest Products Research Center
発行元富山県林業技術センター
巻号,ページ10号, p.54-58(1997-03)ISSN09150013
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抄録スギ天然林における更新機構を解明するための研究の一環として、照度の異なる林内に1年生〜3年生苗を植栽し、枯損率、樹高成長、樹幹形態の変化などを調査した。枯損率は、相対照度の低い林分では1年生苗で高く、3年生苗で低くなった。このことから個体が大きくなるほどスギの耐陰性は高くなることが推定された。また、樹高成長は、相対照度の高い林分ほど大きくなる。しかし、個体の小さい1年生苗は他の苗に比べ著しく小さく、個体の大きいほど樹高成長が大きくなる傾向を示した。相対照度が低いと形状比が大きくなり、スギが倒伏しやすい形態に変化していくことが明らかになった。したがって、スギの天然林に一般的に認められる現象、すなわち、スギの密度の高い林分では実生による更新が少なく、伏条による更新が圧倒的に多く、広葉樹が優占する林分においては実生による更新が多くなるのは、今回調査したスギ稚樹の特性によって説明できる。
索引語照度;林分;植栽;スギ稚樹;消長
引用文献数15
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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