シベリア産エゾマツの強度性能(1)

シベリア産エゾマツの強度性能(1)

レコードナンバー762189論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013100NACSIS書誌IDAN10072741
論文副題構造用製材JASに基づく強度等級区分
著者名中谷 浩
坂井 正孝
橋本 彰
ほか2名
書誌名富山県林業技術センター研究報告
別誌名Journal of the Toyama Forestry and Forest Products Research Center
発行元富山県林業技術センター
巻号,ページ11号, p.20-28(1998-03)ISSN09150013
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抄録シベリア産エゾマツの構造用材としての用途拡大を目的に、正角、平角材の実大曲げ試験を行い、その曲げ強度性能と構造用製材JASに基づく強度等級区分について検討した。結果は、以下のとおりである。1)シベリア産エゾマツの曲げ強度性能は、平均でヤング率107.8tf/cm2、曲げ強度445.3kgf/cm2となった。強度のばらつきが比較的小さく、強度の下限値は284.5kgf/cm2が得られた。したがって、建築基準法施行令に示されるエゾマツの材料強度225kgf/cm2を十分に満たす強度を持っており、より高い強度性能評価も可能である。2)シベリア産エゾマツとして入荷する木材の中にはトドマツが混入していることが多いが、同材の強度性能はエゾマツに比べ劣っており、構造用材としての利用においては区別するのが望ましい。3)構造用製材JASにしたがって等級区分した場合に得られたシベリア産エゾマツの許容応力度試算値は、既存のエゾマツ許容応力度と比較すると、等級によって異なる値を示しており、安全性あるいは合理的利用の観点からシベリア産エゾマツ独自の許容応力度設定が望ましい。4)等級格付けを荷重点間および全長での2種類の方法で行い、下限値を求めた。関数法で下限値を計算すると、全体等級による値が、荷重点間等級の値より特に下位等級で大きくなる。しかし、順位法で求めた場合は、両者の差は小さい。5)機械的等級区分法では、バンド法で下限値を求めるのが望ましい。誤差分散がヤング率に比例すると仮定して帰直線から下限値を計算してもヤング率の高い等級ではバンド法より高めの結果を与える。
索引語シベリア産エゾマツ;強度性能;構造用製材JAS;強度等級区分
引用文献数8
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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