北洋材廃材の液化と発泡断熱ボード化

北洋材廃材の液化と発泡断熱ボード化

レコードナンバー762230論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013100NACSIS書誌IDAN10072741
著者名鈴木 聡
藤澤 泰土
鷺岡 雅
書誌名富山県林業技術センター研究報告
別誌名Journal of the Toyama Forestry and Forest Products Research Center
発行元富山県林業技術センター
巻号,ページ18号, p.36-42(2005-03)ISSN09150013
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抄録木質廃材を有効に利用する方法の一つに化学的木材液化(加溶媒液化)があり、本技術は原料となる廃材の形状、品質に制限がないという利点がある。また、製造した液化物は生分解性を持つ樹脂とすることが可能である。本研究においては、北洋材廃材液化物から発泡断熱ボードの製造を試み、これらの性能について評価した。その結果、(1)北洋材(エゾマツ(Picea jezoensis Carr.)、オウシュウアカマツ(Pinus sylvestris Linn.))および富山県産スギ(タテヤマスギ(Cryptomeria japonica D.Don))について、これらのポリエチレングリコール(PEG)液化物にMDIを反応させることで、ウレタン発泡できることがわかった。(2)イソシアネートによるウレタン発泡の際に、木粉を加えることで、原料木材率の高い発泡断熟ボードを作ることができた。(3)試作した発泡断熱ボードの熱伝導率は、0.04W/m・K以下と市販のウレタン発泡断熱ボードと比較しても遜色のない断熱性能を示した。また、オウシュウアカマツから作製した発泡体において、発泡段階での木粉添加により、断熱性能が上がった。(4)樹種間で、木材液化物より作製したウレタン発泡断熱ポードのIRスペクトルに大きな違いは認められず、化学構造に大きな差違はないと思われる。したがって、条件さえ適当であれば、木質廃材の樹種に関わらず、発泡断熱ボードの製造が可能と考えられる。
索引語北洋材廃材;液化;発泡断熱ボード化
引用文献数10
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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