キハダ・ミズキが浸入したスギ人工林の林分構造に対する異なる保育作業の影響

キハダ・ミズキが浸入したスギ人工林の林分構造に対する異なる保育作業の影響

レコードナンバー762232論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013100NACSIS書誌IDAN10072741
著者名長谷川 幹夫
書誌名富山県林業技術センター研究報告
別誌名Journal of the Toyama Forestry and Forest Products Research Center
発行元富山県林業技術センター
巻号,ページ19号, p.1-9(2006-02)ISSN09150013
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抄録キハダ・ミズキが多数発生したスギ人工林において、保育作業(8年間の下刈りと雪起こし)を行った部分と途中で作業をいっさい中止した部分を設定し、そのような処理の違いが両種の消長や14年生時における林分構造に対してどのような影響を及ぼすかを検討した。キハダの生存率はいずれの部分でも低かった。キハダは萌芽力が弱いため、強度の下刈りによって減少し、初期成長速度が比較的遅く、耐陰性も低いため、保育を中止しても、その生存率を高めることはできなかった。しかし、14年生時まで生存した個体の中では上層に達するものもあった。ミズキ実生の生存率はキハダより高く、さらに下刈りを中止すると萌芽幹の生存率が高まり、本数でキハダより優位となった。下刈りを中止することで、萌芽力のない樹種や萌芽幹など、より多くの樹種を混交させるごとができた。スギ良材の収穫が困難なこの林分では、広葉樹を混交させることによって、質(種組成、生活型)、量(本数密度、幹材積)両面からみて、より機能の高い森林に育成できると考えられた。
索引語キハダ;ミズキ;浸入;スギ人工林;林分構造;保育作業;影響
引用文献数28
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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