食品残さおよび焼酎粕を用いた発酵リキッド飼料の給与が肥育豚に及ぼす影響

食品残さおよび焼酎粕を用いた発酵リキッド飼料の給与が肥育豚に及ぼす影響

レコードナンバー762704論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20032932NACSIS書誌IDAA12258614
著者名渡邊 洋一郎
石黒 典子
検崎 真司
ほか5名
書誌名鹿児島県農業開発総合センター研究報告. 畜産部門 = Bulletin of the Kagoshima Prefectural Institute for Agricultural Development. Livestock industry
別誌名Bull. Kagoshima. Pref. Ins. for Agri. Deve. (Livestock Industry)
鹿児島農総セ研報(畜産)
発行元鹿児島県農業開発総合センター畜産試験場
巻号,ページ2号, p.27-35(2008-03)ISSN18818617
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抄録食品残さと焼酎粕を用い、通年給与可能な発酵リキッド飼料化技術を確立することを目的とし、乳酸発酵させた食品残さ、ギ酸を添加した焼酎粕(甘しょ焼酎粕・麦焼酎粕)および単味飼料を混合した発酵リキッド飼料を肥育後期の豚(LWD種、バークシャー種)に給与し、飼料摂取量、増体量および枝肉の性状について調査を行った。その結果、発育は発酵リキッド飼料給与区は市販飼料給与区と同等程度の増体は確保でき、LWD区はバークシャー区より一日増体量が大きかった。枝肉の分析成績では、皮下内層および腎周囲脂肪において発酵リキッド飼料区で脂肪融点が低い傾向が認められたが、軟脂は見られなかった。また、LWD区がバークシャー区に比べ脂肪融点が高い傾向が認められた。皮下内層および腎周囲脂肪の脂肪酸組成は、発酵リキッド飼料区では飽和脂肪酸が少なく、多価不飽和脂肪酸が多い傾向が見られた。また、モノ不飽和脂肪酸はバークシャー区で多い傾向が認められた。食品残さと焼酎粕の価格を0円とした場合の発酵リキッド飼料の単価は現物1kg当たり6.4〜8.1円となり、肥育後期に要した飼料費は、発酵リキッド飼料区が5,077〜7,836円で市販飼料区より安価であった。以上のことから、焼酎粕と食品残さおよび単味飼料を配合した発酵リキッド飼料は、発育および肉質において市販の配合飼料と遜色がなく、豚の肥育後期用飼料として利用可能であることが示された。また、入手時期の異なる甘しょおよび麦焼酎粕を利用することにより通年の発酵リキッド飼料の給与が可能であると考えられた。
索引語食品残さ;焼酎粕;発酵リキッド飼料;給与;肥育豚;影響
引用文献数21
登録日2011年02月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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