競合排除資材によるひなのサルモネラ対策
競合排除資材によるひなのサルモネラ対策
レコードナンバー | 762710 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011607 | NACSIS書誌ID | AN0007252X |
著者名 | 今井 康雄 熊谷 直祐 田中 剛志 ほか2名 | ||
書誌名 | 鶏病研究会報 | ||
別誌名 | Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases 鶏病研究会報 | ||
巻号,ページ | 44巻・ p.27-36(2008-09) | ISSN | 0285709X |
全文表示 | PDFファイル (4483KB) | ||
抄録 | 国内で市販されている4種類の競合排除(competitive exclusion:CE)製品(CE製品)の効果を相互に比較するため、腸管内のサルモネラの増殖抑制と定着阻止・排除、臓器へのサルモネラの侵入阻止およびprotection factor(PF)値の4点についてCE効果を評価した。その結果、いずれの評価方法においても凍結または凍結乾燥されていないundefined culturesの液状製品が最も高いCE効果を示すことが確認された。defined culturesや凍結または凍結乾燥されたCE製品では、サルモネラの競合排除に関与する菌種の菌数の不足やCE製品中に含まれる菌群の構成比に偏りが生じ、高いCE効果が得られない可能性が示唆された。また、Bacillus subtilisの菌株を単独で、またはCE製品と組み合わせてひなに給与し、鶏のサルモネラ感染予防対策への有用性を検討したところ、B. subtilisとCE製品を併用して給与した区は、それぞれを単独で給与した区あるいはB. subtilisとCE製品の両者を給与しなかった対照区と比較して感染初期からサルモネラ増殖抑制効果が認められた。以上より、農場でのサルモネラ対策に応用するには、最も高いCE効果を示すundefined culturesの液状CE製品の選択が望ましいと考えられ、さらにB. subtilisの菌株と組み合わせてひなに給与すると、より確実なサルモネラ防除効果が得られることが示唆された。 | ||
索引語 | CE製品;給与;CE効果;ひな;サルモネラ;culures;subilis;サルモネラ対策;競合排除;比較 | ||
引用文献数 | 39 | 登録日 | 2011年01月14日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |