シクロスポリンA(CsA)は猫単核球におけるサイトカイン遺伝子の転写を抑制すると共にIL-2産生細胞の頻度を低下させる

シクロスポリンA(CsA)は猫単核球におけるサイトカイン遺伝子の転写を抑制すると共にIL-2産生細胞の頻度を低下させる

レコードナンバー763022論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名久我 和史
西藤 公司
岩崎 利郎
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 10号, p.1011-1016(2008-10)ISSN09167250
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抄録シクロスポリンA(CsA)は医学および獣医学領域において、移植片拒絶抑制やアレルギー性皮膚炎におけるそう痒の管理などに幅広く用いられている。CsAはヒト、犬および実験用マウスにおいて、IL-2、IL-4、IFN-γあるいはTNF-αなどの炎症性サイトカインの発現を抑制することが知られている。これに対し、猫におけるCsAの免疫応答に対する影響は知られていない。本研究では、猫末梢血単核球(PBMC)からの種々のサイトカイン発現に対する、CsAの影響について評価した。5例の猫由来PBMCをConAならびにCsAの存在下にて培養し、CsAが種々のサイトカイン発現に与える影響をリアルタイムRT-PCR法を用いて解析した。その結果、猫PBMCにおけるIL-2、IL-4、IFN-γならびにTNF-αのmRNA発現は、培養上清中におけるCsAの濃度に依存して抑制された。さらにCsA存在下で培養した猫PBMC中に存在する、IL-2産生細胞の頻度をELISPOT法により測定したところ、CsAを添加したPBMC中におけるIL-2産生細胞の頻度は、CsAを添加していないPBMCにおける頻度と比較して低値を示した。以上の一連の成果は、なぜCsAが猫において移植片拒絶抑制やそう痒の管理に有効となるかを説明するための根拠の一つとなるものと考えられた。
索引語頻度;抑制;管理;移植片拒絶抑制;そう痒;影響;猫;培養;サイトカイン発現;添加
引用文献数36
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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