水稲新品種「ふっくりんこ」の育成
水稲新品種「ふっくりんこ」の育成
レコードナンバー | 763115 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014227 | NACSIS書誌ID | AN00231270 |
著者名 | 田中 一生 尾崎 洋人 越智 弘明 | ||
書誌名 | 北海道立農業試験場集報 | ||
別誌名 | 北海道立農試集報 道農試集報 Bulletin of Hokkaido Prefectural Agricultural Experiment Stations Bulletin of Hokkaido Prefectural Agricultural Experiment Station Bulletin of the Hokkaido Prefectural Agricultural Experiment Station | ||
発行元 | 北海道立農業試験場 | ||
巻号,ページ | 92号, p.1-12(2008-10) | ISSN | 04410807 |
全文表示 | PDFファイル (1498KB) | ||
抄録 | 「ふっくりんこ」は1993年に中央農業試験場で交配された「空系90242B」と「上育418号(ほしのゆめ)」との雑種後代から道南農業試験場で選抜、育成し、2003年2月に北海道の優良品種に認定された。出穂期は「きらら397」より遅い“晩生の中”、成熟期は“晩生の早”である。稈長・穂長は「きらら397」より長く、穂数は多く、草型は“穂数型”である。穂ばらみ期の耐冷性は「きらら397」に優る“強”、開花期耐冷性は明らかに優る“極強”、遅延型耐冷性は優る“強”である。いもち病の圃場抵抗性は葉いもち、穂いもちともに“やや弱”で、「きらら397」にやや劣る。耐倒伏性・玄米収量は「きらら397」並である。玄米品質、検査等級も「きらら397」並である。白米のタンパク質含有率は「きらら397」よりやや低く、食味は明らかに「きらら397」に優る。本品種を「きらら397」の一部に置き換え道南南部地域を中心に普及することで、道内の中生種の作付け偏重を是正し、北海道米の安定生産・品質および食味の向上を図る。 | ||
索引語 | きらら397;ふっくりんこ;晩生;育成;強;食味;中央農業試験場;ほしのゆめ;雑種後代;道南農業試験場 | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2010年12月28日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |