無機ヒ素塩の土壌への吸着特性

無機ヒ素塩の土壌への吸着特性

レコードナンバー763317論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002773NACSIS書誌IDAA11577672
著者名佐伯 和利
書誌名九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
別誌名Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University
発行元九州大学大学院農学研究院
巻号,ページ63巻・ 2号, p.133-140(2008-10)ISSN13470159
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抄録アロフェン質黒ボク土を用いて、ヒ酸塩As(V)、亜ヒ酸塩As(III)の吸着挙動を調べた。溶液pH 5.0平衡濃度0.0001-0.1mol/L(M)の条件下で、SOILCHEMによる形態予測によれば、大部分のAs(V)がH2AsO4(-)の形態で、As(III)が帯電していないHAsO2の形態で存在した。低濃度域では、As(V)吸着量がAs(III)より大きかったが、Langmuir吸着等温式から求められる最大吸着量はAs(V)よりAs(III)が多少高かった。As(V)は吸着反応時にpH上昇したことから、H(+)消費をともなう配位子交換反応が起こることが確認された。As(III)の吸着では、H(+)の消費が見られなかった。溶液pHを変化させた場合、As(V)の吸着量はpH<7.0で吸着量がほぼ100%で、pH>7.0でpHが上昇するほど吸着量が下がった。対照的に、As(III)はpKa値までpH上昇に伴い吸着量が増加した。脱着実験結果から、土壌に吸着したAs(V)は土壌粒子に強く固定されていることが示された。As(III)は、土壌試料に強く吸着しているものと比較的弱く吸着しているものの混在が考えられた。
索引語吸着量;溶液pH;土壌;吸着;形態;pH上昇;消費;上昇;無機ヒ素塩;吸着特性
引用文献数32
登録日2011年01月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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