南大東島で採集された蚊における鳥マラリア原虫遺伝子の検出

南大東島で採集された蚊における鳥マラリア原虫遺伝子の検出

レコードナンバー763469論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名江尻 寛子
佐藤 雪太
佐々木 絵美
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 11号, p.1205-1210(2008-11)ISSN09167250
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抄録沖縄県南大東島に生息している鳥類に鳥マラリア原虫感染が見られたため、ベクター探索を目的として蚊を採集して原虫保有の有無について調べた。2006年3月から2007年2月までの間、南大東島各所で1264個体、5属9種の蚊が採集された。蚊の種類、採集時期および捕獲地点ごとに1〜5個体をプールしてDNA抽出を行い、鳥マラリア原虫のcytb遺伝子を標的としたneseted PCRを行った。ネッタイイエカ(1.1%)、サキジロカクイカ(20%)、ヒトスジシマカ(1.2%)およびキンイロヌマカの一種(2.8%)の計15サンプルにおいて増幅が見られ、全体の保有率は1.2%であった。また、ヒトスジシマカ、サキジロカクイカおよび南大東島のモズから検出された鳥マラリア原虫の塩基配列は100%相同であり、ネッタイイエカから検出された配列はP. gallianceumと100%相同であった。さらに他のネッタイイエカ、キンイロヌマカの一種から検出された配列も既報の鳥マラリア原虫に近縁であった。よって、ヒトスジシマカ、サキジロカクイカ、ネッタイイエカおよびキンイロヌマカの一種が、本島における鳥マラリア原虫のベクターである可能性が示唆された。
索引語検出;蚊;鳥マラリア原虫;ネッタイイエカ;採集;配列;サキジロカクイカ;ヒトスジシマカ;キンイロヌマカ;南大東島
引用文献数45
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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