ダイズにおけるハダニおよび天敵類の発生消長と殺虫剤散布の影響

ダイズにおけるハダニおよび天敵類の発生消長と殺虫剤散布の影響

レコードナンバー763519論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名森 克彦
高木 一夫
柑本 俊樹
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ52巻・ 4号, p.215-223(2008-11)ISSN00214914
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抄録ダイズにおけるハダニ類、食植性アザミウマ類および捕食性天敵類の発生消長を1999年から2001年までの3年間、殺虫剤処理区および無処理区において調査した。処理区には、cypermethrinとfenitrothion(1999)、acephateとimidacloprid(2000)、そしてpermethrin(2001)を散布した。ダイズに発生するハダニ類の発生消長には、8月と9〜11月、あるいはこれらに加えて6月に個体数のピークを示す2〜3山型と、開花・結実の早い年にみられる8月のピークだけをもつ1山型があった。優占したハダニは、力ンザワハダニとニセカンザワハダニ、ナミハダニモドキ、ナミハダニ・黄緑型の4種であった。また優占したカブリダニは、キイカブリダニ、ミヤコカブリダニ、ケナガカブリダニおよびミチノクカブリダニの4種であった。キイカブリダニの発生は、食植性アザミウマ類が発生のピークを示した後にピークに達したので、食植性アザミウマ類の密度に依存しているものと考えられた。天敵昆虫類では、ハダニアザミウマとハダニバエの1種の発生が認められ、ハダニアザミウマはハダニ類の発生によく同調して出現した。薬剤散布の影響は、カブリダニ類やハダニアザミウマに対して若干認められ、散布後1〜3週間は発生がみられなくなる薬剤があったものの、その後個体数が散布前のレベルに回復したので、影響は弱かったと考えられた。特に、ハダニアザミウマでは、薬剤散布後にカブリダニ類よりも早くダイズ上に飛来しており、殺虫剤の残毒影響を受けにくいと考えられた。
索引語食植性アザミウマ類;ハダニ;ピーク;ハダニアザミウマ;ダイズ;影響;優占;ハダニ類;発生消長と殺虫剤散布;発生消長
引用文献数27
登録日2011年01月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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