成魚放流されたアマゴにおけるスモルトとパーの残留性の違い
成魚放流されたアマゴにおけるスモルトとパーの残留性の違い
レコードナンバー | 770229 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20028619 | NACSIS書誌ID | AA1216507X |
著者名 | 徳原 哲也 苅谷 哲治 原 徹 熊崎 隆夫 岸 大弼 | ||
書誌名 | 岐阜県河川環境研究所研究報告 = Report of Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments | ||
発行元 | 岐阜県河川環境研究所 | ||
巻号,ページ | 54号, p.7-9(2009-03) | ISSN | 18807437 |
全文表示 | PDFファイル (176KB) | ||
抄録 | 岐阜県内の渓流漁場のある漁業協同組合では、放流時点で漁獲制限体長を上回るアマゴやヤマメを放流し、ただちに遊漁者に釣らせる、いわゆる成魚放流が早春の低水温期を中心に行われている。しかし、成魚放流は放流量が多い割には漁期が短いことや、放流場所付近に魚が留まらない、という問題があることが、遊漁者・漁業協同組合双方から指摘されている。成魚放流は稚魚放流に比べ放流に費用がかかる。そのため、出来るだけ多くの放流個体が放流地点付近で留まるほうが、その漁場を管轄する漁業協同組合の運営上望ましい。また、アマゴでは0+歳の11月後半頃からスモルト(降海型)とパー(河川残留型)が出現する相分化が起き、渓流釣り解禁時期である2月から3月においても、外見からスモルトとパーの差は明瞭であるが、成魚放流ではこれらを区別して放流することはない。スモルトとパーでは河川に放流された時の移動動態に差がある可能性があり、このことは放流魚の残留性に影響を及ぼしかねない要因である。アマゴの成魚放流における調査は5月に行われたものがある。しかし、その時期はすでにスモルトが終了した時期であり、2、3月のアマゴとは異なる状況である。そこで今回、2月中旬におけるスモルトとパーの放流後の移動動態を調査した。 | ||
索引語 | 成魚放流;スモルト;アマゴ;パー;放流;残留性;漁業協同組合;遊漁者;差;移動動態 | ||
引用文献数 | 5 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |