イネの葉の光合成関連要素と活性酸素消去系に対するオゾンの影響

イネの葉の光合成関連要素と活性酸素消去系に対するオゾンの影響

レコードナンバー770250論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015066NACSIS書誌IDAN00200732
著者名稲田 秀俊
山口 真弘
佐藤 亮平
星野 大起
長澤 亜季
根岸 蓉
野内 勇
小林 和彦
伊豆田 猛
書誌名農業氣象
別誌名J. Agric. Meteorol
Journal of agricultural meteorology
農業気象
Journal of the agricultural meteorology
発行元養賢堂
巻号,ページ64巻・ 4号, p.243-255(2008-12)ISSN00218588
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抄録イネの葉におけるRubPカルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(Rubisco)の活性・濃度、クロロフィル濃度、活性酸素消去系に対するオゾン(O3)の影響を調べた。2007年5月15日に黒ボク土を詰めたコンテナにコシヒカリとキヌヒカリの幼苗を移植し、チャンバー内で5月30日から9月20日までガス処理を行った。ガス処理区として、活性炭フィルターによって浄化した空気をチャンバー内に導入した浄化空気区、毎日10:00から17:00までチャンバー内のO3濃度を60 nl/l(ppb)に制御した。60 ppb O3区および同時刻のO3濃度を100 ppbに制御した100 ppb O3区を設けた。O3暴露によって、Rubiscoの活性・濃度に有意な影響は認められなかったが、葉のクロロフィル濃度は有意に低下した。O3暴露によって両品種のアスコルビン酸ペルオキシダーゼ(APX)、モノデヒドロアスコルビン酸レダクターゼ(MDAR)およびグルタチオンリダクターゼ(GR)の活性が有意に増加し、浄化空気区に対するO3暴露区における酵素活性の増加程度とO3のAOT40との間に有意な正の相関が認められた。以上の結果より、野外濃度レベルのO3を長期間にわたって暴露されたイネの葉ではAPX、MDARおよびGRが抗酸化応答において重要な役割を果たすと考えられたが、これらの酵素の活性上昇はO3によるクロロフィル濃度の低下を回避するには不十分であることが明らかになった。
索引語葉;ppb;イネ;影響;活性;クロロフィル濃度;チャンバー内;活性酸素消去系;オゾン;濃度
引用文献数42
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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