愛知県内における大気中VOCの濃度変動要因とその発生源の推定
レコードナンバー | 770258 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ00014218 | NACSIS書誌ID | AA11152050 |
著者名 | 大越 士生 |
書誌名 | 愛知県環境調査センター所報 = Bulletin of Aichi Environmental Research Center |
発行元 | 愛知県環境調査センター |
巻号,ページ | 36号, p.7-12(2009-03) | ISSN | 21864624 |
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抄録 | 県内4地点で実施したモニタリング調査の結果を用いて、揮発性有機化合物(VOC)の濃度変動要因とその発生源を推定するために解析を行った。解析対象には、光化学オキシダント生成への寄与割合が大きいと推測された12成分を選定した。濃度は平均風速と負の相関があり、風速が濃度変動要因の一つであると考えられた。物質濃度、化学物質排出移動量届出制度(PRTR)データの推計値、自動車排出ガスの排出係数のベンゼン比を比較検討した結果、小牧におけるトルエン、エチルベンゼンの濃度は、固定発生源の寄与が比較的大きいと考えられた。一方、全調査地点のキシレン、1、3、5-トリメチルベンゼンの濃度は、固定発生源の寄与が小さいと推察された。地点間における物質濃度の相関係数を調べた結果、東海と稲沢の物質濃度は比較的良い相関を示した。東海は、稲沢と同様に比較的固定発生源の影響が小さく、移動発生源からの寄与が大きいと考えられた。 |
索引語 | 濃度変動要因;濃度;発生源;寄与;結果;物質濃度;固定発生源;推定;負の相関;風速 |
引用文献数 | 9 |
登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |