愛知県におけるナバナ(Brassica napus L.)在来種の抽台・開花及び側枝発生特性
愛知県におけるナバナ(Brassica napus L.)在来種の抽台・開花及び側枝発生特性
レコードナンバー | 770281 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00013985 | NACSIS書誌ID | AN00381852 |
著者名 | 大川 浩司 小島 安治 | ||
書誌名 | 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center | ||
別誌名 | Research bulletin of the Aichi Agricultural Research Center | ||
発行元 | 愛知県農業総合試験場 | ||
巻号,ページ | 40号, p.113-119(2009-02) | ISSN | 03887995 |
全文表示 | PDFファイル (565KB) | ||
抄録 | 愛知県で栽培されているナバナ(Brassica napus L.)在来種の長期安定生産体系を確立するため、その抽台・開花及び側枝発生特性について主要市販品種と比較した。また、播種期がナバナ在来種の側枝発生に及ぼす影響について検討した。1.「在来種・江南系」は、抽台・開花が「三陸つぼみ菜」よりも遅く、「宮内菜」よりも早い中生の系統であった。総収量は「三陸つぼみ菜」と同等であったが、1株当たりの側枝収穫本数は「三陸つぼみ菜」よりも少なく、側枝1本当たりの重量は「三陸つぼみ菜」よりも重い傾向であった。「在来種・海部系」は、抽台・開花が「三陸つぼみ菜」と同等の早生の系統であった。総収量及び月別収量は「三陸つぼみ菜」と同等であったが、1株当たりの側枝収穫本数は「三陸つぼみ菜」よりも多く、側枝1本当たりの重量は「三陸つぼみ菜」よりも軽い傾向であった。「在来種・農総試系」は、抽台・開花が「三陸つぼみ菜」よりも早い極早生の系統であった。総収量、月別収量、1株当たりの側枝収穫本数及び側枝1本当たりの重量は、「三陸つぼみ菜」と同等であった。2.9月上旬(慣行)、9月中旬、10月上旬の3段階に分けて播種を行ったところ、各品種・系統とも側枝の収穫終了時期には播種期の違いがみられず、播種期の早い方が、総収量及び1株当たりの側枝収穫本数は多い傾向であった。ただし、側枝1本当たりの重量は播種期の遅い方が重くなる傾向で、特に10月上旬播種は厳寒期である1月収穫の側枝が重かった。3.産地として長期にわたりナバナを安定出荷するには、極早生〜中生の在来種に晩生の「宮内菜」を組み合わせるのが最適と考えられた。 | ||
索引語 | 三陸つぼみ菜;抽台;播種期;在来種;開花;Brassica napus;側枝発生特性;総収量;側枝収穫本数;重量 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |