低アレルギー発症性が言及されている鶏卵の機能特性に関する動物実験

低アレルギー発症性が言及されている鶏卵の機能特性に関する動物実験

レコードナンバー770298論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015342NACSIS書誌IDAN00033029
著者名長門 久美子
阿部 浅樹
楢原 清顕
近藤 康博
書誌名岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University
別誌名Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
岡山大学農学部学術報告
発行元岡山大學農學部
巻号,ページ98号, p.31-37(2009-02)ISSN04740254
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抄録食物アレルギーを持つ消費者の経験に基づいて低アレルギー誘発性であることが言及されている鶏卵について、低アレルギー誘発性の有無と科学的な根拠を明らかにするために動物を用いた実験をおこなった。実験にはアレルギーを発症することが知られているラットの系統である、Brown Norway rat(BNラット)を用い、この鶏卵を混ぜ込んだ飼料で飼育した。対照として、市販の鶏卵(普通卵)で同様に飼育した。試験卵で飼育したBNラットでは、空腸と回腸組織のIgE陽性細胞の密度は普通卵で飼育した場合に比較して大きく低下した。組織中のIgE陽性細胞の大部分は肥満細胞であることが知られていることから試験卵群における小腸組織の肥満細胞密度は低下した。さらに、血中の好酸球数は同様に試験卵による飼育で低下した。一方、血清のIgE濃度には摂取させた卵による違いは認められなかった。以上の結果は、試験卵を摂取した場合、通常の卵の摂取に比較して即時型アレルギー症状の発生に直接的に関与する肥満細胞と好酸球の誘導や増殖が促進されにくいと考えられ、このことが、試験卵がアレルギーを引き起こしにくい一因であると推察される。
索引語卵;鶏卵;飼育;試験卵;アレルギー;低下;言及;肥満細胞;摂取;低アレルギー誘発性
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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