シカの利用頻度が草本群落に及ぼす影響

シカの利用頻度が草本群落に及ぼす影響

レコードナンバー770519論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00019031NACSIS書誌IDAA11307929
著者名合田 禄
高柳 敦
書誌名森林研究 = Forest research, Kyoto
別誌名For. res., Kyoto
森林研究
発行元京都大学大学院農学研究科附属演習林
巻号,ページ77号, p.35-41(2008-12)ISSN13444174
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抄録シカの利用頻度が草本群落のバイオマスと種構成に与える影響を明らかにすることを目的とした。京都大学フィールド科学研究センター芦生研究林上谷のイグサが優占する群落に3つの調査サイトを設置し、各サイトに6つの処理区を設けた。各処理区は周囲を柵で囲み、毎月、処理区ごとに柵を開閉してシカの利用頻度を変化させた。開放しているときにプロットに付加されたシカの糞塊数を利用頻度の指標とした。調査は2007年6月から9月におこない、9月末に各処理区の草本植物の乾燥重量を測定した。シカの利用頻度が減少しても、植物群落全体のバイオマスや種数に影響はなかったが、多様度指数は増加する傾向にあった。優占度を種ごとにみた場合、シカの利用頻度が減少すると、イグサは減少し、ヤノネグサなどで増加した。シカによる利用頻度が特に高いプロットでは、利用頻度が減少してもすぐには優占度に変化は見られず、対照区の3分の1程度にまで利用頻度が減少してから変化が検出できた。シカの利用頻度と草本群落のバイオマスや種構成は非線形的な関係にあり、この関係を考慮して生態管理をすることが重要であることが示唆された。
索引語利用頻度;シカ;減少;草本群落;影響;バイオマス;種構成;イグサ;各処理区;柵
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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