西富士開拓地域における放牧酪農の実際と牛群検定成績の分析
西富士開拓地域における放牧酪農の実際と牛群検定成績の分析
レコードナンバー | 770559 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20005635 | NACSIS書誌ID | AN00164184 |
著者名 | 長田 雅宏 水谷 尚 倉内 宗一 | ||
書誌名 | 東京農業大学農学集報 | ||
別誌名 | Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku 東京農大農学集報 東農大農学集報 農学集報 東京農業大学農學集報 | ||
発行元 | 東京農業大学 | ||
巻号,ページ | 53巻・ 3号, p.189-193(2008-12) | ISSN | 03759202 |
全文表示 | PDFファイル (452KB) | ||
抄録 | 静岡県富士宮市西富士開拓地域の3戸の酪農家は、舎飼い酪農を基本として1頭当り10〜20aの小面積放牧区による5時間程度に制限した放牧方法を取り入れている。本来、放牧管理は運動負荷により周産期の疾病を予防して発情発見率や受胎率が向上すると言われているが、この地域の牛群検定成績を分析した結果、放牧管理を取り入れた酪農は、舎飼い酪農と比較して平均産次数、平均除籍産次数は延長したが、初回授精日数や分娩間隔の延長、JMR(平均遅延日数)や受胎に要した授精回数の増加といった繁殖成績の低下が認められた。繁殖成績が最も低下していた酪農家の放牧期と舎飼い期に代謝プロファイルテスト(MPT)を行った結果、放牧期のエネルギー代謝、蛋白質代謝および肝機能の各検査項目において適正値からの乖離が認められた。これらの原因は、放牧管理を取り入れたことによる分娩から泌乳最盛期までの乾物(DM)量、可消化養分総量(TDN)の摂取不足、さらには乾乳期における採食量のばらつきにあることが考えられ、結果として受胎が遅延して繁殖成績に悪影響を及ぼしていることが推察された。 | ||
索引語 | 舎飼い酪農;結果;繁殖成績;放牧管理;分析;牛群検定成績;受胎;酪農家;静岡県富士宮市西富士開拓地域;小面積放牧区 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |