分娩後の無発情および鈍性発情の牛と水牛におけるホルモン処置による発情誘起と妊孕率

分娩後の無発情および鈍性発情の牛と水牛におけるホルモン処置による発情誘起と妊孕率

レコードナンバー770699論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名Honparkhe M.
Singh J.
Dadarwal D.
Dhaliwal G.S.
Kumar A.
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ70巻・ 12号, p.1327-1331(2008-12)ISSN09167250
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抄録分娩後60〜90日間に亘り発情の認められないインド・パンジャブ地方の各地域に飼養されている牛82頭と水牛48頭、合計130頭を供試した。それらについて1週間に最低3回の直腸検査と採血を行い、ボデーコンディションスコアも記録した。卵巣の直腸検査所見と血漿中のプロジェステロン(P4)濃度により、これらの供試動物を無発情(GpI)と鈍性発情(GpII)に分け、さらに、処置を施したGpIa群(牛40、水牛16頭)とGpIIa群(牛12、水牛14頭)および処置を施さなかったGpIb群(牛20、水牛8頭)とGpIIb群(牛10、水牛10頭)に区分した。無発情・処置のGpIa群には、カプロン酸ヒドロキシプロジェステロン750 mgの72時間間隔での3回筋肉内注射とその第3回注射後72時間における馬絨毛性性腺刺激ホルモン(妊馬血清性性腺刺激ホルモン)750IUの筋肉内注射を行った。それらの動物について、誘起された発情の後に発来した発情時に交配を行った。初回授精受胎率(FSCR)、授精実頭数に対する受胎率(OCR)、受胎に要した授精回数および妊娠率は、無発情・処置のGpIa群の牛ではそれぞれ44.4%、48.0%、2.08、60.0%、同群の水牛ではそれぞれ50.0%、62.5%、1.61、62.5%であった。しかし、無発情・無処置のGpIb群の牛では5頭が発情を示したが、いずれも受胎せず、同群の水牛では発情を示したものはなかった。鈍性発情・処置のGpIIa群には、プロスタグランジンF2α(ジノプロスト)25 mgの筋肉内注射を行い、誘起された発情時に交配を行った。鈍性発情・処置のGpIIa群の牛100%と水牛85.7%が処置に反応し、誘起発情時のFSCRと妊娠率は、牛ではそれぞれ50.0%、水牛では66.6%と57.1%であり、鈍性発情・無処置のGpIIb群は不妊であった。摘要として、先ず、P4動態は無発情と鈍性発情の診断区分および、その診断区分に基づくホルモン療法の決定に有用であること、次に、無発情および鈍性発情症例にホルモン療法を施すことにより妊娠が期待できる発情を誘発できることがわかった。
索引語無発情;処置;発情;鈍性発情;牛;水牛;GpIa群;GpIIa群;分娩後;GpI
引用文献数37
登録日2011年02月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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