秋冬作ホウレンソウ栽培における窒素溶脱に対する土壌の理化学性の影響

秋冬作ホウレンソウ栽培における窒素溶脱に対する土壌の理化学性の影響

レコードナンバー770817論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名藤冨 慎一
末吉 孝行
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ80巻・ 1号, p.23-29(2009-02)ISSN00290610
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抄録淡色黒ボク土(黒ボク)、中粒質灰色低地土(壌質)、細粒質灰色低地土(粘質)を充填したカラムを用いて、秋冬作のホウレンソウ栽培期間における無機態窒素(IN)の溶脱に及ぼす土壌理化学性の影響を検討した。1)生育期間における総浸透流出水量は壌質>粘質>黒ボクの順に多く、土壌の保水容量(圃場容水量時の保水量)が少ないほど多くなる傾向が認められた。2)壌質は窒素溶脱量が土壌タイプ間で最も多く、49%の硝酸態窒素と51%のアンモニア態窒素(NH4(+))が含まれていた。このNH4(+)の多量の溶脱については、壌質ではECECが小さいことからその理由を説明することができた。3)黒ボクは保水容量が大きいため積算降水量が保水容量と蒸発散量の合量を越えない場合IN溶脱量が最少であり、積算降水量がこれを越えた場合IN溶脱量は浸透水に押し出されて急増することが考えられる。4)本研究で明らかになった多量のIN溶脱は、低温のため土壌中に長く残存したNH4(+)によりホウレンソウが生育不良となり、INを充分吸収できなかったために起こった可能性がある。
索引語壌質;土壌;黒ボク;IN;溶脱;多く;影響;秋冬作ホウレンソウ栽培;窒素溶脱;理化学性
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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