排卵過程のマウス顆粒層細胞および卵丘細胞に発現するSynaptotagmin(SYT)1はエキソサイトーシス関わる細胞膜局在性タンパク質SNAP25と結合する

排卵過程のマウス顆粒層細胞および卵丘細胞に発現するSynaptotagmin(SYT)1はエキソサイトーシス関わる細胞膜局在性タンパク質SNAP25と結合する

レコードナンバー770916論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名野間 紀孝
西松 恵子
圓城 寺真美
田畑 慧
下中 麻奈美
島田 昌之
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ25巻・ 3号, p.193-200(2008-10)ISSN13417738
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抄録排卵過程において顆粒層細胞は様々な分泌因子を開口分泌していると考えられる。開口分泌機構は、細胞膜に局在するSNAP25と分泌顆粒のSYTが、Ca(2+)依存的に結合することによる分泌顆粒と細胞膜の融合により生じることから、本研究では排卵過程におけるSYTの発現と局在、およびSANP25との結合能について検討した。その結果、顆粒層細胞ではCa(2+)結合部位を有するSyt1、Syt2、Syt4、Syt6 mRNAの発現がhCG投与により有意に上昇した。しかし、Ca(2+)結合部位をもたないSYT familyであるSyt3、Syt7 mRNAの発現量および両者と結合するSnap23 mRNAの発現量に変化はなかった。SYT1タンパク質量は、遺伝子発現量と同様にhCG刺激4時間後から上昇し16時間まで維持されていた。さらに、SYT1の顆粒層細胞と卵丘細胞への局在が免疫蛍光染色法により確認された。顆粒層細胞の細胞溶解液を抗SYT1抗体により免疫沈降させ、抗SNAP25抗体により検出した結果、SYT1とSNAP25がCa(2+)依存的に結合していることも明らかとなった。以上の結果から、排卵過程の顆粒層細胞と卵丘細胞において、SYT familyとSNAP25が発現し、それらの相互作用によりCa(2+)依存的な開口分泌機構が制御されていると考えられる。
索引語SYT;結合;顆粒層細胞;排卵過程;発現;卵丘細胞;Ca(2+)結合部位;局在;mRNA;発現量
引用文献数38
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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