ブナシメジ由来ポリテルペンのHL-60白血病細胞におけるアポトーシス誘導機構

ブナシメジ由来ポリテルペンのHL-60白血病細胞におけるアポトーシス誘導機構

レコードナンバー771122論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012295NACSIS書誌IDAN10467499
著者名水本 裕子
大野 木宏
水谷 滋利
榎 竜嗣
浅田 起代蔵
杉元 康志
加藤 郁之進
書誌名日本食品科学工学会誌
別誌名日本食品科学工学会誌
発行元日本食品科学工学会
巻号,ページ55巻・ 12号, p.612-618(2008-12)ISSN1341027X
全文表示PDFファイル (1202KB) 
抄録ブナシメジ(Hypsizigus marmoreus)の酢酸エチル抽出物には強い抗腫瘍作用があり、培養がん細胞にアポトーシスを誘導すること、その活性成分はブナシメジに特有のポリテルペン(hypsiziprenol A9)であることをこれまでに明らかにしてきた。今回、我々はhypsiziprenol A9の抗腫瘍作用をさらに解明するためにアポトーシス誘導作用について詳細な検討をおこなった。hypsiziprenol A9は種々の培養がん細胞の増殖を強く抑制した。hypsiziprenol A9をHL-60(ヒト前骨髄性白血病細胞)に添加して4時間培養すると核の断片化が観察された。また、アガロースゲル電気泳動によってDNAラダーが検出され、フローサイトメトリーを用いた細胞周期解析によって経時的なhypodiploid細胞の増加が認められた。続いて、カスパーゼの活性を評価したところhypsiziprenol A9によって濃度依存的なカスパーゼ-2、-3、-8、-9の活性化が認められた。さらに、hypsiziprenol A9で処理したHL-60細胞において、ミトコンドリアの膜電位の低下が認められた。以上の結果から、hypsiziprenol A9はミトコンドリア膜電位の低下とカスパーゼの活性化を介してHL-60細胞にアポトーシスを誘導することが明らかとなった。
索引語hypsiziprenol;カスパーゼ;アポトーシス;誘導;ブナシメジ;抗腫瘍作用;培養がん細胞;活性化;HL-60細胞;低下
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat