サケ白子デオキシリボ核酸のアルコール代謝促進効果
サケ白子デオキシリボ核酸のアルコール代謝促進効果
レコードナンバー | 771125 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012295 | NACSIS書誌ID | AN10467499 |
著者名 | 河原﨑 正貴 秋田 涼子 杉本 正裕 江成 宏之 山本 茂 | ||
書誌名 | 日本食品科学工学会誌 | ||
別誌名 | 日本食品科学工学会誌 | ||
発行元 | 日本食品科学工学会 | ||
巻号,ページ | 55巻・ 12号, p.632-636(2008-12) | ISSN | 1341027X |
全文表示 | PDFファイル (347KB) | ||
抄録 | DNA-Na錠のアルコール代謝に対する影響について、健常な成人男性5名を対象としてアルコール負荷試験を行い、血中エタノール、アセトアルデヒドおよび酢酸濃度に対して統計解析を行った。その結果、血中エタノール濃度の動態は、両群において差異は認められず、DNA-Na錠を摂取することにより、アルコールの吸収阻害は生じていないと考えられた。またDNA-Na錠摂取群において、飲酒による紅潮、悪心の原因物質である血中のアセトアルデヒド濃度は、プラセボ錠摂取群と比較して有意な低値を示した。その代謝メカニズムについて、ラッ卜肝ホモジネートを用いたin vitro評価系にて検討を行ったところ、DNA-Naが代謝、吸収されてヌクレオシド源となり、アセトアルデヒドから酢酸への代謝における補酵素ニコチンアミドアデニンヌクレオチド(NAD)の酸化-還元反応のサイクルに関与しているものと推察された。したがって、サケ白子由来DNA-Naは、悪酔い防止に役立つと期待される。 | ||
索引語 | 代謝;DNA-Na錠;認められず;代謝メカニズム;ラッ卜肝ホモジネート;in vitro評価系;DNA-Na;ヌクレオシド源;補酵素ニコチンアミドアデニンヌクレオチド;NAD | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2011年05月10日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |