低温および遮光が寒地水稲品種「ななつぼし」の胴切粒発生に及ぼす影響

低温および遮光が寒地水稲品種「ななつぼし」の胴切粒発生に及ぼす影響

レコードナンバー771358論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名後藤 英次
熊谷 聡
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ78巻・ 1号, p.35-42(2009-01)ISSN00111848
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抄録近年、北海道で水稲品種「ななつぼし」において他の主要北海道産米である「きらら397」、「ほしのゆめ」より、胴切粒(くびれ米)が特異的に多く発生したことから、人工気象室を用いたポット試験により胴切粒の発生予見と対応策について検討した。その結果、胴切粒は登熟初期において平均気温19℃以下である極低温区(昼間20℃/夜間14℃)と低温区(昼間22℃/夜間16℃)で顕著に誘発された。発生位置について見ると、胴切粒(くびれ米)は2次分げつ>1次分げつ>主稈、2次枝梗>1次枝梗の順に多く、着粒位置による発生の多寡は低温により誘発された子実における縦伸長の増加に対する籾殻の大きさが制限要因と判断された。低温感受性の高い時期は、出穂期から10日間、特に出穂3〜4日後と推察された。他方、出穂前の日照不足は、籾殻生育を抑制し、胴切粒発生を助長した。また、調製の篩目を大きくすると製品の胴切粒比率が低下し、篩目2.0mm以上の場合には玄米品質規格上問題となる胴切粒を概ね取り除けた。以上の結果から、「ななつぼし」を作付けする場合には、当年の出穂時期と気象経過からその発生を予見し、集荷・調製において注意するように努めるべきと判断する。
索引語胴切粒;ななつぼし;くびれ米;胴切粒発生;低温;誘発;調製;判断;水稲品種;主要北海道産米
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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