α-トコフェロールエマルションの安定化とそのラジカル消去活性に及ぼすセリシンの影響

α-トコフェロールエマルションの安定化とそのラジカル消去活性に及ぼすセリシンの影響

レコードナンバー771414論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003601NACSIS書誌IDAA1158833X
著者名栗岡 聡
山崎 昌良
書誌名大日本蚕糸会研究報告
別誌名Journal of Dainippon Silk Foundation
大日本蚕糸会研究報告
発行元大日本蚕糸会
巻号,ページ56号, p.1-8(2008-12)ISSN
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抄録家蚕(Bombyx mori)の繭層から抽出したセリシンとα-トコフェロールを混合攪拌して調製したSR-TocEMと、カゼイン及びアルブミンからそれぞれ調製したCS-TocEMとAL-TocEMの3種類のエマルション試料の乳化度、熱安定性、ラジカル消去活性を比較した。吸光度法によりエマルションの乳化度を比較した結果、SR-TocEMとAL-TocEMは同程度の乳化度を示し、両者はCS-TocEMよりも乳化度が約3倍高かった。SR-TocEMはセリシンを加えずに乳化処理したTocEMに比べて、乳化度は低かったが、熱安定性が高かった。セリシンの低分子化を惹起する115℃、180分処理によってTocEMの乳化度は約40%低下したが、SR-TocEMの乳化度は殆ど低下しなかった。以上の結果から、セリシンは油水界面上で脂質と強く相互作用し、界面の安定化に寄与していることが示唆された。ラジカル消去活性を比較した結果、エマルション化したα-トコフェロールは溶液状態のα-トコフェロールに比べてラジカル消去活性が低いことが明らかになった。また、SR-TocEMはAL-TocEMに比べてラジカル消去活性の低下が認められ、その原因は、保護コロイド様の作用をするセリシン皮膜が、α-トコフェロールとDPPHラジカルの遭遇を阻害したためと推察された。
索引語セリシン;乳化度;ラジカル消去活性;トコフェロール;SR-TocEM;TocEM;結果;安定化;低下;比較
引用文献数5
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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