数種の搾汁方式と保蔵温度がシークワシャー果汁の品質安定性に及ぼす影響
数種の搾汁方式と保蔵温度がシークワシャー果汁の品質安定性に及ぼす影響
レコードナンバー | 771709 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00016464 | NACSIS書誌ID | AA11178236 |
論文副題 | ポリメトキシフラボン類およびシネフリンの安定性 | ||
著者名 | 宮城 一菜 藤瀬 朋子 古賀 信幸 和田 浩二 矢野 昌充 太田 英明 | ||
書誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
別誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
発行元 | 日本食品保蔵科学会 | ||
巻号,ページ | 35巻・ 1号, p.3-9(2009-01) | ISSN | 13441213 |
全文表示 | PDFファイル (533KB) | ||
抄録 | シークワシャー果汁の保蔵におけるPMF(ノビレチン、タンゲレチン、シネンセチン)、シネフリンなどの機能性成分の安定性を検討するために、シークワシャー果汁中の一般成分および機能性成分の安定性を4か月に亘って調査した。果汁試料は、3種の搾汁方法で調整し、5℃区、20℃区、35℃区の3温度区で保管した。(1)可溶性固形物および酸を除く、PMFやシネフリンなどの調査した成分において、スクリュープレス搾汁機の果汁で成分含量および搾汁率が最も多かった。(2)保蔵温度は、搾汁機の効果と比較して4か月保蔵中におけるPMFとシネフリンの安定性に顕著な影響を与えた。4か月保蔵後の各搾汁機で得られた果汁中の35℃区におけるPMFの残存率は、ノビレチン95.1〜97.3%、タンゲレチン94.6〜97.8%、シネンセチン70.2〜96.2%であった。PMFの変化は5℃区と20℃区では、ほとんどみられず安定していた。また、シネフリンの残存率は4か月保蔵後の35℃区では73.9〜87.4%であった。(3)官能評価では、最も大きな変化がみられた項目は外観であった。総合評価から、遠心分離搾汁機によって搾汁された瓶詰め果汁の賞味期間は、35℃区で約1か月程度、20℃区で3か月程度、5℃区で4か月程度になると見積もられた。 | ||
索引語 | シネフリン;PMF;安定性;シークワシャー果汁;保蔵温度;影響;機能性成分;調査;残存率;変化 | ||
引用文献数 | 25 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |