日中屋外飼養が肥育豚の行動および産肉性に及ぼす影響

日中屋外飼養が肥育豚の行動および産肉性に及ぼす影響

レコードナンバー771853論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名本多 昭幸
中里 敏
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ46巻・ 1号, p.7-16(2009-03)ISSN0913882X
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抄録肥育豚の屋外飼養が、豚の行動および産肉性に及ぼす影響について検討した。WL・D16頭(平均体重;試験(1)57.7kg、試験(2)70.4kg)を供試し、対照区および屋外飼養区に4頭ずつ配置し、2回の試験を実施した。試験(1):対照区は常時屋内で飼養した(1.8m2/頭)。屋外飼養区は10時から17時まで屋外で飼養し(60m2/頭)、それ以外は対照区と同様の豚房で飼養した(1.8m2/頭)。対照区は不断給餌し、屋外飼養区の屋外飼養時は制限(1日1回13時に750g/頭)給餌し、屋内では不断給餌した。試験(2):対照区は常時屋内で飼養した(1.8m2/頭)。屋外飼養区は試験(1)と同時刻に屋外飼養し(30m2/頭)、それ以外は対照区と同様の豚房で飼養した(1.8m2/頭)。飼料給与は試験区を問わず不断給餌した。両試験区の平均体重が105kgを超えた時点で試験終了とし、豚の行動、肥育成績およびと体成績を比較した。試験(1):屋外飼養した豚の行動は、対照区と比較し採食、飲水および休息割合が低く、運動割合が高く(P<0.05)、飼料摂取量も少ないため、屋外飼養した豚の発育は対照区より劣った(P<0.05)。また、その枝肉は屋内飼養と比較し、と体長、背腰長およびロース長が長く、ロース断面積が大きく、背脂肪厚が薄い傾向にあった。試験(2):屋外飼養区の豚の行動は、対照区と比べ採食、飲水および排泄割合に差はなかったが、休息割合が少なく、運動割合が高かった(P<0.05)。また試験(1)同様に飼料摂取量も少ないことから屋外飼養区の豚の発育は明らかに劣った(P<0.05)。以上の結果より、日中に屋外飼養した豚は、運動行動が多く、休息行動が少なく、かつ飼料摂取量が少ないことが影響し、発育等の生産性は低下するが、その枝肉は背脂肪厚が薄く、背腰長が長く、ロース断面積が大きいことから、赤肉歩留まりの高い豚肉生産の可能性が示唆された。
索引語試験;豚;飼養;屋外飼養区;行動;肥育豚;産肉性;影響;不断給餌;飼料摂取量
引用文献数25
登録日2011年02月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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